心理カウンセラーのSORAです。
今回の内容は、誰でも人生を変えることができる理由についてお話します。
自分の経験によって決定されるのではなく、経験に与える意味によって自らを決定するのである
人生とは、誰かに与えられるものではなく、自ら選択するものであり、自分がどう生きるかを選ぶのは自分なのです
「嫌われる勇気」P.30
この文章は、僕が影響を受けた心理学の1つ「アドラー心理学」で有名なアルフレッド・アドラーの言葉です。
僕は、このアドラーの言葉から次のようなインスピレーションを受けました。
- 過去の失敗から何を学ぶのか?
- 過去の体験から何を学ぶのか?
- 何事も自分次第で変化する
具体的に解説します。
過去の失敗から何を学ぶのか?
仕事でありがちなシチュエーションです。
仕事で失敗する → 落ち込む → トラウマになる → チャレンジできなくなる
やる気はあるのに上手くいかない‥。
なんてことは、仕事をしてれば誰でも経験があるでしょう。
しかし、
上手くいかないと感じることも、人によってはマイナスな影響を受ける場合とプラスな影響となる場合に分かれます。
なぜなら、
経験に対する捉えかたが違うからです。
例えば、
自分のミスで取引先に多大な迷惑をかけてしまったとします。
山田さんは、取引先に負い目を感じてしまい、その後の取引を上手く進めることができず‥担当を外されることに‥。
そして、
佐藤さんは、取引先に多大な迷惑をかけてしまったが、失敗の原因を追求し、より一層の努力により取引先との関係性を深めていきました。
山田さんと佐藤さんの例からも分かるように、
- その経験をどのように捉えたのか?
- 次のアクションにどう移すのか?
がとても重要で、あなたの未来を大きく左右する出来事となることもあります。
失敗を引きずるのもあなたの人生であり、失敗をきっかけに自分の成長につなげるのもあなたの人生ということです。
要するに、
経験したことだけが全てではなく、経験を通じて何を得ることができたのかということ。
さらには「自分次第」で捉えかたは様々に変化するんです。
過去の体験から何を学ぶのか?
あなたの人生を決めるのは、親でも先生でも友達でもありません。
あなた自身が決めることができるんです。
ですが、
過去の体験と現状を結びつけたがる人もいるんです。
例えば、
- 家が裕福じゃなかったから良い大学に行けなかった‥。
- 両親が離婚したから自分も結婚に向いていない‥。
な訳ないでしょ?
上手くいかないことを都合よくごまかしてるだけ。
未来が過去の体験で決まってしまうなら、同じ人生を歩む人で溢れてしまいます。
裕福でなければ大学に入れない?
奨学金や学生ローンなど大学に行く方法はたくさんあります。
大学に進学する努力を怠ったのはあなた自身です。家計事情なんて何の関係もないはず。
過去の体験なんて記憶に過ぎないんです。
- 考え方を変える
- 一歩踏み出す勇気を持つ
ことさえ出来れば、簡単に記憶を上書きできます。
過去の体験だけで、この先の未来が決まるなんてありえません。
そんな言い訳を言ってる限り幸せにはなれませんよね。
この先の人生を決めるのは、他人でも過去の出来事でもありません。
あなた自身の考え方を少し変えることと一歩踏み出す勇気ですよ。
何事も自分次第で変化する
アドラーの言葉から学べることをまとめると。
過去の失敗や体験は、捉えかたによってはマイナスにも働くし、プラスにすることもできます。
もちろん決めるのは、他の誰でもなくあなた自身です。
つまり、
未来は変えることができるのはあなた自身ということです。
他人が決めた道を歩むのは、楽なようで恐ろしい一面もあります。
例えば、
どんなことでも自分で決めず指示待ちを繰り返す人ほど問題解決力が低いです。
つまり、
他人に決めてもらわないと、目の前のちょっとした問題ですら自分でクリアーできないんです。
言い換えると、
自分で考えて行動する人に比べると経験値が低いということです。
問題解決力については「【アドラー心理学から学ぶ】仕事で結果を出す最短方法」でも解説しています。
幸せな未来を過ごすには、過去の失敗や体験に対して「現在のあなた」がどのような意味で捉え、人生にどう活かすのか。
つまり、
自分で選択する必要があります。
人生を決めるのはあなたです。
もちろん、
人生を変えることができるのもあなただけってこと。
本記事に出てくるアドラー心理学についてご興味がある方はまず、岸見一郎さんが書かれた「嫌われる勇気」からお読みになることをオススメします。
青年と哲人による会話調でアドラー心理学の意味を教えてくれるの初心者でも内容が入ってきやすいですよ。