心理カウンセラーのひつじ部長です。
今回の内容は、仕事中の強烈な眠気の理由についてのお話です。
- 仕事中なのにとにかく眠い
- 急にテンションが下がる…
- イライラすることが多い
- 急に身体がだるくなる…
サラリーマンの方に多いお悩みを解説します。
毎晩、遅くまで残業‥少しでも長く寝たいから朝ご飯を食べずに出社なんて当たり前。仕事中に眠くなるのは、疲れが溜まってるんだな‥ってくらいに軽く考えてたんです。
でも、違っていました。
眠くなる原因は、疲れではなく血糖値に関係があったんですね。
この記事では、サラリーマンの方に多い血糖値スパイクについて次の4つの項目で詳しく解説します。
- 血糖値スパイクとは?
- 仕事中に眠くなる人の特長
- 仕事中に眠くなる人が注意すべき病気
- 仕事中に眠くならない3つの対処法
正しい血糖値スパイクの対処法を理解し、身体の不調を整えていきましょう。
血糖値スパイクとは?
血糖値の急上昇と急下降を繰り返す状態を血糖値スパイクと言います。
健康な人の場合は、インスリンの働きによって血糖の数値は一定に保たれていますが、糖の過剰摂取により、インスリンの働きが追いつかなくなり、高血糖状態になるそうです。
すい臓のベータ細胞で作られるホルモンで血糖を下げる働きがある
高血糖状態が続くと、大量にインスリンが分泌され血糖値が急下降するんです。
次の項目に当てはまる方は要注意ですよ。
- 仕事中にお菓子やジュースをよくとる
- 朝ご飯を食べない
- 早食いすることが多い
- 昼ご飯に牛丼をよく食べる
- 麺類が好き
- お酒をよく飲む
- 夕食後、2時間以内に就寝する
- 睡眠時間が少ない
- タバコを吸う
- 運動不足
上記の項目からも分かる様に食事内容や食事の仕方など、血糖値スパイクは、「食」に関係が深そうですね。
仕事中に眠くなる人の特長
糖の摂取の仕方が関係している
糖を摂取すると一時的にハイテンションになれます。
なぜなら血糖値が上がると、セロトニンやドーパミンという脳内物質が分泌することでハイな気分になれるんです。
しかし、
急上昇した血糖値をさげるためにすい臓からインスリンが大量に放出され血糖値が急降下すると…
ハイな気分が…一転してイライラ、急激な眠気や頭痛、吐き気といった身体の不調につながります。
ここからが悪循環の始まりです…。
また、ハイな気分になるために糖質を摂取してしまうんです。
僕は、ちょっと気合いが必要なときは、エナジードリンクを飲んでいました。
自分の中では、テンションを上げる最強アイテムのつもりでしたが…。
知らなかったんですが…エナジードリンクは、角砂糖7~10個以上の糖質が含まれており、
っで…30分後には、血糖値が140mg/dℓを超えるそうです。
食事による理想的な血糖値の上昇量は、70~140mg/dℓの間でゆるやかに行われるのが理想
まるでジェットコースターのように血糖値が急上昇…。
缶コーヒーや砂糖の入ったジュースなんかも同じような状況になるそうです。
朝ごはんを食べない
空腹時の糖質摂取は、低血糖状態に陥りやすく午前中から眠気に襲われるそうです。
つまり、
- 少しでも長く寝たいがために朝ご飯を抜く
- 空きっ腹に眠気覚ましの缶コーヒー
- テンションを上げるためのエナジードリンク
最悪ですね。
良かれと思ってやっていたことで血糖値スパイクになっていたとは…。
さらに‥。
集中力を高めたいときに(眠気を覚ます目的で)お菓子でブドウ糖を摂取。
脳が活性化すると思っていたんですが…逆に集中力が続かなくなるそうです。
しかも…体がだるくなる。
完全に間違った習慣でした。
仕事中に眠くなる人が注意すべき病気
サラリーマンは、糖質中毒に陥ってる可能性大です。
糖質はおもに砂糖や米、いも類などの炭水化物に含まれます。
糖質を摂取すると血液中の血糖値が上がります。
食事による理想的な血糖値の上昇量は、70~140mg/dℓの間でゆるやかに行われるべき
大量の糖質を摂取すると、糖をエネルギーに変えるインスリンが大量に分泌され、その反動で血糖値が急降下…。
まるでジェットコースターのように急上昇と急降下を繰り返すんです。
これが「血糖値スパイク」です。
血糖値スパイクが続くと血液中に余った糖が体内の組織や細胞にたまるそうです。
すると、
- くすみやシワといった老化現象
- 骨粗しょう症
- 白内障
- 認知症
といった病気の原因にもなるそうです。
もちろん急激に糖を接種すると
- 仕事中に眠くなる
- 急にテンションが下がる
- なんだかイライラする
- 身体がだるい
といったサラリーマンによくみられる症状にもつながります。
仕事中に眠くならない3つの対処法
- お昼ご飯を食べすぎない
- ゆっくり食べる
- 朝ご飯を食べる
特におすすめの対処法は、朝ご飯を食べることです。
朝ご飯を食べると、
- 体のエンジンがかかる時間が前倒しになる
- 夜中の暴飲がなくなる
といったメリットもあるんです。
食べる順番が重要
さらに重要なのが、食べる順番や食べるものを工夫することで血糖コントロールができんです。
- まずはサラダ
- 魚・玉子・お肉といったメインディッシュ
- ご飯やパンといった主食
の順番に食べることをおすすめします。
食物繊維が多い野菜やきのこ類や海藻類を食事の最初に食べる
オクラや納豆・山芋などのネバネバ系の食材も糖の吸収を遅らせ、血糖値の上昇を抑える働きがあるそうです。
食べるものが重要
消化を遅らせる食材選びがポイント
- 柑橘類
- 酢
酸っぱいものには、酢酸が含まれているので消化を送らせる働きがあり、血糖値の急上昇を予防することができるそうです。
酢・レモン・オリーブオイルなどのドレッシング
主食は、
- 白米よりも玄米
- うどんよりもそば
- 食パンよりもライ麦パン
まとめ
仕事中に眠くなる人の共通点は、糖の摂取が関係していました。
特に、下記は無意識で行っている悪い習慣です…。
- 朝ご飯を食べない
- 急激な糖の上昇・下降を繰り返す
- 糖質が多めのエナジードリンクなどを好む
エナジードリンクを飲むことが悪いわけではなく、朝ご飯抜きでの急激な糖の摂取が問題です。
これらの悪習慣によって「血糖値スパイク」という悪循環を生み出すことで
- 仕事中に眠くなる
- なんだかイライラする
- 身体がだるい…
といった、多くのサラリーマンが経験している身体の不調につながっていたんです。
血糖値スパイクを未然に防ぐ対処法として、おすすめなのが朝ご飯をちゃんと食べるということです。
さらに、単に食べるだけではなく
- 食べる順番
- 食べるもの
なども意識することで血糖値の上昇をより予防することができるんです。
ちなみに、血糖値が急上昇しやすい糖質のワースト5は、
- エナジードリンクや甘いジュース
- お菓子
- 果物
- 白米やうどん
- イモ類
これらは、摂取してはダメな食材ではありません。
あくまでも摂りすぎに注意が必要ということです。
仕事に対するやる気はあるんだが…。
なんとかしなければ…。
とお考えのかたは、血糖値スパイクを意識して食生活の改善をしてみてはいかがでしょうか。