心理カウンセラーのSORAです。
今回の内容は、人見知りから抜け出す方法についてお話します。
人見知りが原因で学校や職場でうまく自己表現ができず…。
なんて方も多いでしょう。
本記事では、人見知りを克服したいが…。
- 克服方法がわからない
- 克服できる自信がない
といった方のために、
- 人見知りの原因から克服法をさがす
- 人見知りを克服するための心理テクニック
について解説します。
もちろん、人見知りになった原因や状況は人それぞれでしょう。
人見知りの原因から克服法をさがす
人見知りの方に共通する点は、ネガティブ感情が強いということです。
もちろん、すべての方に当てはまるわけではないでしょう。
もし、ネガティブな感情が出やすいとお考えの方は、次の3つの傾向がありませんか?
- 自分に自信がない
- 自分を出すのが苦手
- 周りの評価が気になる
1つずつ解説します。
自分に自信がない
何事においても諦めるのが早い…。
どうせ…。
失敗することを恐れ、初めから本気で取り組まないようにしてませんか?
克服方法としては、目標を達成する習慣をつけると良いでしょう。
ただし、次の2点を意識してください。
- 簡単な目標を設定する
- 必ず自分で決める
①簡単な目標を設定する
取り組みやすい目標にする。
諦めやすい性格のあなたには「やれるかも‥しれない目標」ではなく「やれる目標」が必要です。
- 必ずあいさつをする(家族・職場・学校など)
- ゴミを見つけたら必ず捨てる
ぐらいで大丈夫です。
達成感を味わう事が目的ですから。
②必ず自分で決める
自分で考えた行動にこそ意味がある。
自分がやれると「考え → 実行し → 成功」するということは、
すべてのアクションに自分が関わってるんです。
自分は「やれる」ということが自信につながるんです。
自分を出すのが苦手
相手に自分の意見を伝えた時に受け入れられないこともあるでしょう。
そんな時…。
- やっぱり認めてもらえない…
- 否定されるのがつらい…
だから…。
なんて思う必要はありませんよ。
意見が合えばラッキー!ぐらいでいいんです。
だって、自分と全く同じ考えの人なんて存在しないんですから。
要は、気の持ちようです。
人は自分の考えを押し通したい傾向がありますよね?
だから、否定してくるんです。
周りの評価が気になる
まずは自分を認め、素直になりましょう。
そもそも‥。相手の評価に対して疑いを持ってませんか?
素直になれると、ストレスが減りますよ。
周りの評価を素直に受け入れない人は、
- 自分を認めていない
- 他人を認めていたい
傾向があります。
だから‥。余計なことを考えてしまってストレスがたまりやすいんです。
克服法は簡単です。
周りの評価に対して素直に「ありがとう」と言ってください。
人は、感謝の気持ちを受け取ると嬉しくなるんです。
さらに、感謝の気持ちを伝えたほうもポジティブな気分になれます。
人見知りの方は、
- 自分に自信がない
- 自分を出すのが苦手
- 周りの評価が気になる
といった傾向からもわかるように、自尊感情が低い可能性があります。
つまり、
自尊感情を高めることができれば、自然と人見知りを克服につながるでしょう。
ポジティブな考えを持つことは、人間関係を今よりもスムーズにしてくれます。
自尊感情を高める方法は、ネガティブ思考が止まらない時の対処法【脳の正しい使い方】で詳しく解説しています。
人見知りを克服するための心理テクニック
自己開示の返報性をご存知でしょうか?
相手に自分の本心や悩みなどを開示することで、相手も同じように自分の本心や悩みなどを開示してくれる心理作用です。
自己開示の返報性の心理作用を活用するならば、
相手と話をする際に、思い切って先に自己開示(自分の悩みを告白)しちゃえばいいんですよ。
すると、
- 気分が楽になってリラックスできる
- 相手もそのスタンスで話を聞ける
ので、結果としてお互いにうまく話ができます。
つまり、
人見知りを無くすことを考えるよりも、人見知りでも問題ない状況を作っちゃえばいいんです。
まとめ
人見知りの方の特長として、
- 自分に自信がない
- 自分を出すのが苦手
- 周りの評価が気になる
という傾向があります。
つまり、人見知りの多くは自尊感情が低く、物事をネガティブにとらえる可能性が高いでしょう。
ネガティブな考え方や行動を続けていくと、
もちろん‥。人間関係がスムーズにいかない場面も増えますよね。
人見知りの克服には、ネガティブ感情をポジティブ感情に変えることが近道です。
さらに、
心理テクニックとしては、人見知りでも問題ない状況を作っちゃえばいいんです。
自己開示の返報性をうまく活用できれば、人見知りを逆手にとることもできるでしょう。