部下に使える心理学 PR

部下のやる気を最速で向上させる心理テクニック

部下のやる気を最速で向上させる心理テクニック
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
こんにちは。
心理カウンセラーのSORAです。
今回の内容は、速攻性のある部下にやる気を出させる心理テクニックについてお話します。

他人のやる気やモチベーションを上げることほど難しいことはありません。

しかし、上司としては部下のやる気を上げてあげたい気持ちはあるでしょう。

むしろ…。

やる気を出してくれないと困るんだよ…。

ってのが本音ですよね。

そんな時は、次2つの心理テクニックを意識してください。

  1. 部下のやる気がなくなるゴーレム効果
  2. 部下のやる気が出てくるピグマリオン効果

1つずつ解説します。

部下のやる気がなくなるゴーレム効果

部下のやる気を引き出す際にやってはいけないことは「上司が諦める」ことです。

部下に対して悪い印象を持って接すると、良い印象を打ち消し、悪い印象が勝ってしまうんです。

すると‥。

‥悪い結果につながってしまう‥。

分かりやすく言うと、

○○さんに対して上司の期待が低いと、○○さんのパフォーマンスが低下する。

この心理効果を「ゴーレム効果」と言います。

つまり、

部下のやる気を向上させるには上司の期待が必要なんです。

ゴーレム効果についてもっと詳しく知りたい方は「【ゴーレム効果】実は期待されたい‥生産性が低い部下ほど褒めるべき」をどうぞ。

人は不確かな「もの」や「こと」に対してやる気を出すことは不可能です。

やる気が感じられない部下は、○○をすると□□となるといった確かな未来(目標)が見えてないだけなんです。

自分がやるべきことへの「意義」を見出してあげることで「やる気」が生まれ「行動するために必要なパワー」が生まれてくるんです。

そこで、上司が行うべきことは「褒める」ことです。

褒めることで「褒められたという確証」を得ることができるんです。

具体的な方法については、次のパートで解説します。

部下のやる気が出てくるピグマリオン効果

人は、期待されたり褒められるとモチベーションが上がり、良い結果が出ることがあります。

良い結果が出る → さらにモチベーションが高まる → 良い結果が生まれる

といった好循環となります。

この心理状況を「ピグマリオン効果」と言います。

ピグマリオン効果について詳しく知りたい方は「【ピグマリオン効果】結果を出す部下の育成方法」をどうぞ。

しかし、

ただ部下を褒めればいいわけではありません。

部下の何を褒めるかが重要です。

なぜなら、

褒める目的が「部下のやる気を向上させるため」だから。

繰り返しになりますが、人は不確かな「もの」や「こと」に対してやる気を出すことは不可能なんです。

褒めることで「褒められたという確証」を得ることができるとお伝えしました。

例えば、

  • コミュニケーション力
  • マーケティング力
  • 情報発信力
  • 作業スピード
  • 記憶力
  • 誠実感

といった仕事には欠かすことができない要素についても。

一人一人に合った細かい伝え方が必要です。

  • 〇〇さんは相手に伝えるのが上手だね。
  • 〇〇さんの笑顔は好感が持てるね。
  • 〇〇さんの情報量にはいつも驚かされるよ。

上司から褒められたことは、確実に自信に繋がります。

自分のことを褒めてくれた上司の役に立ちたい気持ちがきっかけとなり「やる気が向上する」ことはあります。

大切なことは諦めないことです。

長い目でサポートすることも時には必要でしょう。

キャラクター化でやる気が向上する

部下の褒め方にも様々あります。

前パートでご紹介した、一人一人に合った細かく褒めることで徐々にやる気に繋げていく方法もいいでしょう。

もし、速攻性を求めるなら部下を「キャラクター化することをオススメします。

例えば、

会議で部下から良い意見がでたとします。

  1. 〇〇君の意見はすばらしいね。
  2. 〇〇君はアイデアマンだね。

どちらも上司が〇〇君を褒めたことは間違いありませんが「周りに対する印象」に差があるんです。

「意見がすばらしい」はあくまでその瞬間のことを褒めています。

しかし、

「アイデアマン」は、〇〇君に対する印象を強めます。

ポイントは、

  • キャラクター化で印象アップ
  • 注目が集まる場でキャラクター化する

ことです。

事あるごとに、

〇〇君はアイデアマンだね。

を繰り返すだけで、本人の意識に変化が現れることがあります。

「上司や周りの期待に応えなければ」という具合に。

これこそ、不確かなモノから確かなモノに変わった瞬間ですね。

関連記事