心理カウンセラーのSORAです。
今回の内容は、子供が勉強に集中できる環境の作り方についてお話します。
子供の集中力を持続させるには、邪魔なものを排除するのが一番です。
幼児の集中力の持続時間は「年齢+1分」と言われています。
お絵描きなど自分が興味があることでさえ「3歳で4分」「4歳で5分」らしいです。
小学生になると集中力の持続時間にも変化が現れだし「学年×10分」と言われています。
小学校の授業時間は「45分間」です。
上記の「子供の集中力の持続時間」からもわかるように、授業についていくには「集中力を上げる訓練」が必要なんです。
そこで、心理テクニックを使ったお手軽な訓練方法をご紹介します。
- 勉強部屋をブルーにする
- 本棚は目の届かないところに置く
- 勉強机の上はキレイに広く使う
- 勉強道具以外はとりあえず片付ける
- 自分を見るための鏡を置く
の5つの心理テクニックで子供のやる気を持続させ「集中力アップ」に繋げていきましょう。
子供の集中力を上げるお手軽心理テクニック5選
「集中して勉強しなさい」なんて言っても実行できる子供は少数でしょう。
ほとんどの子供は苦しい勉強より楽しいゲームをとるはずです。
ですが、
今回ご紹介する心理テクニックを使うことで、子供の集中力を上げるサポートが確実にできます。
勉強部屋をブルーにする
勉強部屋の模様替えには是非とも青を使いましょう。
青系の色は、
- 心を落ち着かせる
- 時間の経過を遅らせる
心理作用があります。
30分勉強したと感じていても実際は45分間経っているなんてこともありえます。
勉強部屋にブルーを取り入れるだけで、時間の錯覚とはいえ「満足感」を得ることができ、
勉強に対する
- 集中力
- 満足感
- 達成感
に繋がるんです。
本棚は目の届かないところに置く
子供の将来を考えると、できるだけたくさんの本を読ませたいですよね?
勉強になる本をたくさん置くことができる「本棚」を用意するご家庭も多いでしょう。
しかし、いくら勉強に役立つ本とはいえ「勉強に集中したい時」に本は目に入らないのが望ましいです。
男の子なんかは、動物図鑑・昆虫図鑑・天体観測といったジャンルの本も要注意ですね。
勉強机の上はキレイに広く使う
何を置いているのか一目でわかる方が効率アップにつながります。
勉強に必要なものは、教科書とノートだけではありません。
算数で使う三角定規やコンパス、社会で使う日本地図など勉強にかかすことができない道具はたくさんあります。
限られた勉強時間(集中力が保つ時間)を効率よく使うには、必要な道具がすぐに使えることです。
道具を探す時間が発生すると、もちろん集中力は途切れてしまいます。
すっきり広い勉強机を使うことでストレスなく効率アップにつながるでしょう。
勉強道具以外はとりあえず片付ける
気が散るものは全て見えないところに隠しましょう。
勉強するモードに切り替える必要があるから。
例えば、
- 押入れの掃除のつもりが懐かしい写真に見入ってします
- 勉強するつもりが机の上を掃除してしまう
- 仕事を始めるつもりがメールの整理を始めてしまう
なんて経験はありませんか?
やろうと思ったことや、やらなければいけないことのまえに、
全く関係ないことをやってしまう心理作用を「セルフハンディキャップ」と言います。
要するに本題がやりたくないから一時的に逃げることで、できない時の言い訳を用意する行動です。
いるモノといらないモノを考えながら整理するのは時間の無駄です。
とりあえず大きい箱などに、集中の邪魔になりそうなモノは片っ端から箱に入れしまうんです。
すると、自然とやる気が湧いてきて「集中力のアップ」に繋がります。
自分を見るための鏡を置く
人は様々な「感情に合わせた顔」があります。
- 疲れた顔
- サボりたい顔
- 集中力が切れた顔
- 頑張ってる顔
- やる気満々の顔
自分の顔は鏡でも見ない限り分かりませんよね?
何かに夢中になっていたり、街中を何も考えずに歩いていたりした際に、
ふいに鏡に映る自分の顔を見た瞬間「自分ってこんな顔してるの?」って思った経験はありませんか?
疲れ切った顔は、自分が知ってる顔とはかけ離れている…。
なんて思うかもしれません。
自分はこんな情けない顔なんてしていない、もっとやる気のある顔ができるはず。
すると、鏡に写った自分のギャップを埋めるため、意識して頑張ってる顔にするんです。
つまり、
鏡に写った自分の顔がきっかけとなり「意識する」ようになるんです。