心理カウンセラーのひつじ部長です。
今回の内容は、脳を上手に使ってマイナス思考を抜け出す方法についてお話しします。
- どうせ自分なんて…
- いまさら幸せになれるワケがない
- あきらめることが多い
- ポジティブになりたい
こんなお悩みについて解説します。
ネガティブ思考が止まらない理由
私たちは、楽観的に考えるより悲観的に考える方を選ぶんです。
それも、無意識のうちに‥。
なぜなら、
私たち祖先の考え方が「脳にプログラム」されてるから‥。
原子時代、子孫を守るためには楽観的な考えではなく、あらゆる危険に注意を払う必要がありました。
- 肉食動物から子供を守る
- 暑さから身を守る
- 寒さから身を守る
- 飢えから身を守る
命を守るためには、どんな小さなサインでも見過ごすことが出来なかったんです。
だから、常に最悪の状況を考えていました。
もちろん、
それでも、
祖先の思考回路をしっかりと受け継いでいます。
ネガティブ思考は、脳のプログラムが関係してるんですね。
過去に縛られすぎ
言い訳はやめましょう。
- 親が離婚したから…
- 家が裕福じゃないから‥
- 彼女に浮気されたから‥
だから?って感じですね。
ネガティブ思考を過去の出来事と結びつけても意味ありません。
例え、
恵まれた環境に生まれなかったとしても、彼女に裏切られても。
現在・未来を変えることは可能です。
なぜなら、
ネガティブ思考の元は、単なる記憶だから。
記憶って曖昧じゃないですか?
同じ体験のはずなのに、人によって捉え方は違うでしょ?
って思う人もいれば、
って感じる人もいますよね。
現在・未来を作るのは、過去の記憶ではなく、習慣的な考えや行動です。
過去の出来事は、変えれません。
でも、
記憶は上書きできます。
ネガティブ思考が止まらない時の対処法
もっとも有効で簡単な対処法は、
「脳を正しく使う」ということです。
具体的には、次の5つの対処法をオススメします。
- 記憶を上書きする
- 正解はない
- 10倍楽しいことを考える
- うれしい・楽しいを追及する
- プライミング効果
記憶を上書きする
ネガティブ思考は、不安や憂鬱を引き起こすことがあります。
アメリカ国立衛生研究所が脳の血流や活動を測定した結果、ネガティブな考えが脳の中の憂鬱や不安を引き起こす部分を刺激し、ポジティブな考えは、脳内に有益な影響があることが分かっています。
人は、1日に6万個の物事を考えているらしいです。
しかも、その95%が前日と内容が同じ‥。
さらに、約80%がネガティブなことなんです。
ほぼ1日‥ネガティブ思考ってこと?
でも、意識して幸せをうながす考え方を実行しているとネガティブ思考の回路よりポジティブ思考の回路が広がります。
ポジティブに考えることで、ネガティブ思考に勝てるんですよ。
正解はない
誰の考えにも支配されない。
自分が考えたこと=相手も同じ考え
ではないから。
- 絶対に嫌われてる‥
- 怒らせてしまった‥
- おもしろくないよね‥
すべて思い込みです。
だって、あくまで自分が感じてることでしょ。
むしろ、
だから、
自分の考えを信じる必要もないし、相手の考えを想像する必要もありません。
自分にとってプラスな考えだけで問題なしです。
10倍楽しいことを考える
10回褒められても、たった1回批判される方が記憶に残ります。
心理学では、「ネガティブ・バイアス」と呼ばれ、ネガティブなことはポジティブなことより脳に強烈なインパクトを与えるそうです。
解決策は、とてもシンプルです。
どんな些細なことでも良いので、意識してポジティブに考えるだけ。
- 天気がいい
- 電車で座れた
- ご飯が美味しい
- ありがとうって言われた
- 褒められた
普段なら、あまり意識しない些細なことでも、ポジティブな出来事として認識するだけです。
さらに、
笑顔でいること。
- 好きな漫才を見る(約3分)
- 好きな映画を見る(約15分)
- 好きな本を読む(約20分)
ポイントは好きなことに使う時間です。
‥っで気持ちがスッキリするんです。
ポジティブな時間が、ネガティブなことを考えさせないんです。
結局、「ネガティブ・バイアス」は自分次第でどうにでもできるんですよね。
うれしい・楽しいを追及する
基本的に感謝すること。
ありがとうって言われたらうれしくないですか?
内容がどうであれ、うれしいんですよ。
ポジティブな気持ちになれます。
意識して普段なら言わないであろう出来事に対し、
- 「ありがとう」と言ってください。
- 「ありがとう」と心で思ってください。
不思議なことに、心が安らぎます。
すると、なぜだかうれしいことや楽しいことを発見できるんです。
こんな時こそ、いつもなら気が付かないうれしい・楽しいを追及してみてください。
1日中、ポジティブ思考で過ごせるんです。
プライミング効果
無意識の情報で自然とポジティブになれる。
- テンションが上がる曲を聴く
- 香りを嗅ぐ
- ポジティブな言葉を飾る
- ポジティブな人と接する
例えば、
楽しい曲を聴くと自然に明るい気持ちになりませんか?
ちょっと集中したい時のお香の香り。
玄関やリビングに「優しく」「微笑む」などの言葉を飾る。
元気な人、おもしろい人からはパワーがもらえます。
これらは、無意識のうちにポジティブになれる最も簡単な方法です。
要するに、
ポジティブな事や物に囲まれると自然にポジティブになれるんですね。
まとめ
ネガティブ思考の原因は、祖先の脳のプログラムが関係していました。
命を守るために用心深くなるしかなかったんですね…。
具体的には、
次の5つの対処法でネガティブ思考をポジティブ思考に変えれます。
- 記憶を上書きする
- 正解はない
- 10倍楽しいことを考える
- うれしい・楽しいを追及する
- プライミング効果
結局は考え方やとらえ方なんです。
ネガティブ思考が止まらない人の考え方は、いつもマイナス要素が大きく。
ポジティブ思考の人は、ネガティブ思考を忘れさせるくらいのポジティブ要素に囲まれてるんです。
理想は無意識ですが、まずは意識してポジティブなことを追求しましょう。