心理カウンセラーのSORAです。
今回の内容は、失恋による辛いネガティブ感情を解消できる心理テクニックについてお話します。
- 元カノのことばかり考えてしまう
- 何も手につかない
- モヤモヤする
なんてお悩みにお答えします。
本記事では、ほとんどの人がやってしまう「間違った失恋解消法」と早く立ち直るための「正しい失恋解消法」についてお伝えします。
具体的には、
- 失恋のつらい気分を解消できない理由
- 失恋のつらい気分を解消できる方法
について解説します。
失恋のつらい気分を解消できない理由
ほとんどの人は、必死になって元カノのことを忘れようとしています。
つらい思い出なんて早く忘れた方が楽だから‥。
元カノのことを忘れるために、
- 元カノとの写真は消す
- 元カノからもらった物は捨てる
- 元カノと行った場所には行かない
なんて行動をとりますよね。
つまり、
自分の記憶から「元カノの存在」を消そうとするんです。
実は、これが逆効果‥。
元カノのことを考えないようにすればするほど、考えてしまう‥。
忘れようとすればするほど、思い出してしまう‥。
このような心理作用を「皮肉過程理論」と言います。
ダニエル・ウェグナーが1987年に提唱した、「何かを考えないように努力すればするほど、かえってそのことが頭から離れなくなる」という理論
つまり、
忘れようとする行為が間違ってたんです。
失恋のつらい気分を解消できる方法
失恋のつらい気分を簡単に解消できる方法を2つ紹介します。
- 関係ないことを考える
- ためずに吐き出す
それでは、1つずつ解説しますね。
関係ないことを考える
思い出したら違うことを考える。
例えば、
- 晩御飯に食べたいおかずを考える
- 好きな芸能人のことを考える
- NET通販で服を見る
意識を遠ざけることができれば何でも問題なしです。
失恋の辛さの原因は「元カノへの執着」です。
心に余裕ができると様々なモノやコトに対する見方が変わってきます。
「皮肉過程理論」からもわかるように、元カノのことを考えないでおこうとすればするほど…。
という心理作用が働きます。
だからこそ、
失恋には全く関係ないことを考える「習慣」が出来れば、自然と元カノへの執着が消えていくでしょう。
ためずに吐き出す
ネガティブな感情は、しまおうとするよりも吐き出した方が早く解消できます。
なぜなら、気持ちの整理ができるからです。
- とりあえず紙に書く
- 友達に話す
自分の心の中にあるモヤモヤをとにかく吐き出すんです。
簡単に見返すこともできますしね。
吐き出す際のポイントは「思い出したことや感じたことを細かく吐き出す」ことです。
すると、
気持ちの整理ができ「客観的」に自分をみることができます。
- 失恋の原因
- 失恋で得たこと
- 失恋から学び成長できたこと
次の恋へのパワーとなるかもしれません。
ためずに吐き出すことで、気分が晴れやかになりスッキリするはず。
心理学では、このような心理作用を「エモーショナル・ディスクロージャー」と言います。
エモーショナル・ディスクロージャーは、失恋だけでなく、
- つらい
- 悲しい
といった気持ちを抱えたときならどんな場面にも役立ちます。
まとめ
失恋のつらい気分を頑張って忘れる必要はありません。
元カノのことを考えれば考えるほど‥。元カノのことが頭から離れなくなってしまいます。
このような心理作用を「皮肉過程理論」と言います。
失恋のつらい気分を解消するには、
ためずに吐きだす
ことが1番です。
心理学だと、つらい気分を吐き出してスッキリすることを「エモーショナル・ディスクロージャー」と言います。
方法は何でも大丈夫。
- 書く
- 話す
ことで、客観的にも気持ちの整理ができます。
失恋はつらい体験ですが、次の恋への経験ともなります。
大切なことは、自ら立ち直ることができることです。