心理カウンセラーのSORAです。
今回の内容は、共通点の多さと恋愛関係はまったく関係ない理由についてお話します。
気になる相手と距離を縮めるには「共通点」を見つけるのが近道!
なぜなら、親近感が関係を深めていくから。
ただ、この「共通点」なんですが‥。
- あの人と共通点が〇〇個もある!
- 共通点が多いから付き合える?
は間違いなんです。
本記事では、類似性の原理を間違った解釈をしている人に向けて正しい共通点の考え方についてお伝えしています。
具体的には、
- 類似性の原理とは?
- 共通点が多いだけでは付き合えない理由
- 共通点に求められるのは「居心地の良い関係」
について解説します。
類似性の原理とは?
恋愛関係において「相手との共通点」は大切です。
共通点のある相手に対して親近感や好感を持ちやすいからです。
- 考え方が似てる
- 趣味嗜好が似てる
- 顔立ちが似てる
といった共通点があると相手に対して好感を持ちやすくなる心理作用を「類似性の原理」と言います。
自分と似てる部分があると
- 会話がしやすい
- 意見が合う
- 魅力的に感じる
といった傾向があり、恋愛対象となる確率も高くなるでしょう。
しかし、
共通点が多ければ恋愛関係に発展するのか?と言うと…。
そんなはずはありません。
重要なのは共通点の多さではなく、共通点の深さだからです。
共通点が多いだけでは付き合えない理由
恋愛関係になるための近道として、気になる相手との共通点が多いことはメリットとなる可能性は高くなるでしょう。
ですが‥。
共通点の多さより重要なのは「深さ」です。
例えば、
好きなミュージシャンが同じってだけよりも‥。
くらいの共通点の深さがあれば、一気に親近感は増すでしょう。
しかし、中々‥。深い共通点なんてでてきませんよね‥。
気になる相手の共通点を探していくうちに、今まで興味のなかった、映画やスポーツ、音楽なども、相手が好きなことであれば、意外に好きになれるかも。
すると、自然に共通の話題が増えていくでしょう。
相手も自分が好きなことに対して、興味を持ってくれてる異性に対して、嫌な気分はしないでしょう。
要するに、
大切なのは、共通点を増やすことではなく、共通点を通じて気持ちを深めることが一番の近道なんです。
共通点に求められるのは「居心地の良い関係」
物理的な共通点が多いだけでは、うまくいきません。
「共感」や「気が合う」といった「気持ちの共通点」こそが、居心地の良い関係になるためには重要だからです。
例えば、
気になる相手がキャンプやバーベキューのようなアウトドアが好きだとします。
キャンプやバーベキューの経験はなく‥。むしろ苦手‥。
あなたならどうしますか?
A. あきらめる‥
B. アウトドアにチャレンジする
多分、Bのアウトドアにチャレンジするという方のほうが多いのではないでしょうか?
すると、
苦手だと思ってたアウトドアも気になる相手と一緒だと意外に楽しむことができたり。
自然と相手との関係性も深まるでしょう。
この共通点こそが「居心地の良い関係」に発展するチャンスです。
まとめ
恋愛関係が深まる要素として、相手との共通点は重要です。
なぜなら、
共通点があると相手に対して好感を持ちやすくなる「類似性の原理」という心理作用が働くからです。
しかし、類似性の原理に対して間違った解釈をしてる方も多いようです。
こそ大間違いです。
恋愛関係を築くには、共通点の数よりも深さが大切。
さらに、
居心地の良い関係には「気持ちの共通点」が重要なんです。
共通点が多いだけでは、相手との距離は縮まりません。
あくまでもきっかけにすぎません。
せっかく見つけた共通点を‥。
2人の関係性を深めるチャンスと捉えるのか。
単なる共通点の中の1つだと捉えるかは自由ですよ‥。