恋愛の心理学 PR

【単純接触の原理】接触しすぎは逆効果?本当に好感を持ってもらう方法

【単純接触の原理】接触しすぎは逆効果?本当に好感を持ってもらう方法
記事内に商品プロモーションを含む場合があります
こんにちは。
心理カウンセラーのSORAです。
今回の内容は、単純接触の原理が働かない理由についてお話します。
  • 毎日会ってるのにうまくいかない…
  • 余計に嫌われてる?

こんなお悩みにお答えします。

人に好意を持ってもらうには、会う回数を増やすと効果的

上記は恋愛心理学などで鉄板の心理作用として紹介されることの多い「単純接触の原理」ですが、

実は、間違った使い方を続けた結果…。

全然うまくいかない…。

逆効果となる場合があるんです。

まずは、単純接触の原理について正しい知識と使い方を知るべきです。

本記事では、

  • 単純接触の原理の正しい知識
  • 接触しすぎは逆効果となる理由
  • 単純接触の原理を使って本当に好感を持ってもらう方法

について解説します。

単純接触の原理は、ちゃんと理解して使うと本当に効果の高い心理作用なんです。

単純接触の原理の正しい知識

単純接触の原理とは?

そもそも単純接触の原理とは、

  • 何度も同じ人に会う
  • 毎日乗る電車で見かける
  • 毎日職場で顔を合わせる
  • クラスが同じ

などのように。

繰り返し相手と接することで「親近感」「好意」が無意識に芽生える心理作用です。

単純接触の原理は人以外にも効果あり?

単純接触の原理は、もちろん人以外にも効果があります。

例えば、

テレビCMなどは典型的な単純接触の原理を使った手法でしょう。

  • CMタレント
  • CM音楽
  • 毎日職場で顔を合わせる
  • CM商品

これらは、繰り返し目にしたり、耳にすることで無意識に親近感が湧いてくることも多いでしょう。

時には、よく目にするCMタレントを好きになってしまうこともあります。

好意を抱くタレントが紹介する商品は → 良い商品

といったタレントのイメージがそのまま商品のイメージを向上させる作用もあります。

単純接触の原理の心理作用とは?

単純接触の原理でどのような心理作用が現れるのでしょうか?

具体的には、次の6つが考えられます。

  1. 警戒心がうすれる
  2. 親近感をもつ
  3. 緊張感が緩和する
  4. 存在が気になる
  5. また会いたいと思う
  6. 好きになる

単純接触の原理を活用したいと考えている方のほとんどは、

⑥のように‥。自分に対して「好き」という感情が芽生えてほしいと思っているはず…。

確かに好きという感情が芽生える可能性は非常に高いでしょう。

ですが…。

接触回数を増やせばいいんでしょう?

って単純なことではないんです。

好きになってほしかったのに…。何か…。

嫌われてない…?

って逆効果となる場合もあるでしょう。

もちろん単純接触の原理が逆効果となる理由はあります。

理由については、次のパートで解説しますね。

接触しすぎは逆効果となる理由

単純接触の原理は諸刃の剣です。

なぜなら、あなたに好感を持ってもらう確率は非常に高いでしょう。

しかし、逆の効果…。つまり、嫌われる確率も高いということです。

具体的には、おさえるべきポイントは次の3つです。

  1. 相手との距離感が重要
  2. 接触するタイミングが重要
  3. 相手の感情に入り込むことが重要

相手との距離感が重要

単純接触の原理で好感をいだく心理作用が働くのは、

無意識のうちにあなたの存在が、相手が意識できるギリギリの距離感を保っているからです。

間違っても物理的にそばに寄っていくなんて奇行にはしらないでくださいね。

重要なのは「近すぎず・遠すぎず」の距離感をキープすることです。

接触するタイミングが重要

接触するタイミングが多ければ多いほど良い。

が成立するのは、相手の感情のなかであなたという存在が気になってる場合だけです。

ほとんどの場合が「相手があなたのことを認識してる」ぐらいでしょう。

その場合、変則で接触することをオススメします。

変則の定義
  1. 自ら接触する期間を設定する
  2. さりげなく→距離を詰める→期間をあける→距離を詰める
  3. 相手の感情を観察する

単純接触の原理が逆効果となる理由の1つが、無意味なタイミングで接触していることです。

重要なのは、意味のあるタイミングで接触することです。

変則の定義については、最後のパートの「単純接触の原理を使って本当に好感を持ってもらう方法」で詳しく解説します。

相手の感情に入り込むことが重要

接触回数よりも相手の感情の位置が重要です。

感情の位置とは、あなたに対する好感度の距離です。

例えば、

気になってる相手に毎日会えるとうれしいですよね?

逆に気になってもない相手と毎日会っても何の感情も生まれません。

つまり、接触回数を増やす前に、相手の感情に入り込むことが重要なんです。

あなたという存在を印象づけることですね。

オススメなのは「共同作業」or「良い印象をあたえる」ことです。

詳しくは、最後のパートで解説します。

単純接触の原理を使って本当に好感を持ってもらう方法

前パートでお伝えした単純接触の原理が逆効果となる理由として、次の3つがありました。

  1. 相手との距離感が重要
  2. 接触するタイミングが重要
  3. 相手の感情に入り込むことが重要

この中でも、特に気をつけていただきたいのが、

  • 接触するタイミング
  • 感情に入り込むこと

です。

それでは、具体的な方法について解説します。

変則の定義でベストなタイミングを作り出す

繰り返しになりますが、ベストなタイミングは変則で接触することです。

変則の定義
  1. 自ら接触する期間を設定する
  2. さりげなく→距離を詰める→期間をあける→距離を詰める
  3. 相手の感情を観察する
①自ら接触する期間を設定する

ダラダラとアプローチしても意味がありません。

期間を設定して、反応がなければ…。

  • 別の方法に切り替える
  • あきらめる

べきです。

オススメは、1ヶ月です。

1ヶ月あれば、十分にあなたの印象を相手に意識させることはできます。

②さりげなく→距離を詰める→期間をあける→距離を詰める

まずは、4週にわけて考えてください。

1週目は、さりげなく接触します。
  • あいさつ程度
  • 友達も交えて会話
2週目は、少し距離を詰めます。
  • 少しでもいいので会話する
  • 友達も交えて食事
3週目は、少し距離をあけます。
  • あいさつ程度
4週目で距離を一気に詰めます。
  • 少しでもいいので会話する
  • 時間つぶし程度のお茶に誘う
③相手の感情を観察する

相手の感情に対して緩急をつけた接触が理想です。

もちろん、上記の通りにはいかないこともあるでしょう。

ですが、接触するタイミング内容をコントロールすることはできます。

これは、相手によって性格も違えば、環境も違うはずです。

相手の感情を観察しながら緩急のレベルを変えてください。

存在を印象づけること

あなたという存在を印象づけてから接触回数を意識するべきです。

相手に、気持ちがなければ「単純接触の原理」は机上の空論です。

どれだけ接触しようが…。好感なんて生まれません。

共同作業

相手が学校や職場などにいる場合に印象づける方法です。

基本的には、同じ目的で遂行する作業であれば何でもかまわないでしょう。

  • イベントの実行委員
  • 課題に一緒に取り組む

問題や試練などを一緒に共有することで、共通の達成感や満足感を得ることができます。

長い時間を一緒に過ごす必要はありません。

30分でも1時間でも構わないんです。

同じ目的を共有することに意味があるんです。

あなたの存在を確実に印象づけることができるでしょう。

良い印象をあたえる

人は、1つの特徴を相手のすべての印象に関連づける心理が働きます。

これをハロー効果と言います。

ハロー効果については、【ハロー効果】できない営業マンこそ心理学をビジネスに活かすべき!で詳しく解説しています。

例えば、

  • ハキハキとした挨拶をしているだけで誠実
  • 電車で席を譲ってあげるだけで親切な人

というように1つの印象だけで、今後の評価に対して良い印象をあたえることができます。

単純接触の原理を使う場合も、

ゼロからあなたをアピールするより、ゼロをイチにした状態でアピールした方が確実に効果が出やすいでしょう。

まとめ

単純接触の原理を使うとあなたのことを好きになる可能性は非常に高いです。

しかし、逆効果となる場合もあります。

単純接触の原理をうまく活用するには、おさえるべきポイントが3つあります。

  1. 相手との距離感が重要
  2. 接触するタイミングが重要
  3. 相手の感情に入り込むことが重要

ということです。

単純接触の原理は、単に「接触する回数を増やせばよい」という心理作用ではありません。

自ら、

  • 相手の感情を観察しコントロールする
  • 接触するタイミングと内容をコントロールする

要するに、

好感を持ってもらえる状況を自ら作り出すことが出来る

と単純接触の原理によって、好感を持ってもらえるスピードが格段にアップするということです。

単純接触の原理は諸刃の剣です。

うまく活用できるかどうかは、あなた次第ってことです。
関連記事