心理カウンセラーのひつじ部長です。
今回の内容は、コミュニケーションに役立つ「旬の雑学(知識)」→「5G」についてのお話です。
人とのコミュニケーションに欠かせないのが雑学(知識)です。
特に「旬の雑学(知識)」をスマートに解説できると一目置かれる存在になれます。
といった今更ネタを中心に解説します。
知っていると知らないでは、コミュニケーションの差は深まるばかり…。
- 5Gのこと実は理解してない‥
- 5Gで何が変わるの?
- 動画がキレイに観れるだけ?
5Gのこと全く分かってないけど、周りには知ってる風な態度をしてる方は必見。
本記事を読むだけで、知ったかぶりの知識が「人に解説できる知識」に変わります。
具体的には、
- 電波(周波数)について
- 5Gで出来ること
- 5Gで変わる未来
早速、5Gの解説をしたいんですが、そもそも電波(周波数)について理解してないと
になっちゃうんで、次のことを頭の片隅にでも置いといてくださいね。
電波(周波数)について
電波とは、生活に欠かせないもの。
- スマートフォン
- テレビ
- ラジオ
- カーナビ
- 電化製品
など、様々なものに利用されています。
周波数の違い
周波数とは、電波の大きさ(単位)を、あらわす際に用いられます。
1秒間に繰り返す波の数をヘルツ(Hz)
電波を流すには、同じ周波数だと混線する為、一定の幅をもたせ利用します。
このような幅を帯域と呼ぶ。
周波数は、総務省によって割当てが決まってるんですよ。
っで!
割当てられた帯域がむちゃくちゃ重要なんです。
エリアが小さくなるんです‥。
例えば、FMとAMで音声具合が変わるのは、周波数の違いが影響してるんです。
5Gの周波数
5Gの周波数帯は、28GHzの高周波数が利用されます。
おおよそ700MHzから3.5GHzの帯域を使って通信していた。
この周波数帯を使えば、高速・大容量な通信に加え今までの容量では不可能だったさまざまなサービスの実現が可能となります。
5Gで出来ること
通信サービスが劇的に進化する。
簡単に解説すると大容量のデータ情報を
安定的に供給することが出来る
ようになります。
では、
具体的にどういったことが大きく進歩するかというと
伝達遅延の解消「低遅延」
データの伝達タイミングがよりリアルタイムに近づく。
車の自動運転では、運行管理システムから運転に関する指示が出されますが、万が一運転伝達の指示が遅れてしまうとブレーキ操作のズレが発生し大事故につながる可能性もあります。
例えば、
ロボットアームを使用しての遠隔手術でも操作指示の伝達にズレが生じてしまうと致命的なミスにつながってしまう。
そこで「エッジ・コンピューティング」という技術が必要となるんです。
集中管理サーバーでは、処理すべき情報が多すぎて通信速度の遅延が膨らみます。
そのため、ユーザーが利用しているネットワークの近くに「エッジサーバー」という専用のサーバーを置くことで、処理を分散させ、通信速度が上げる。
4Gでは送信データが基地局に届くまで1/100秒の誤差が生じてしまうため、エッジ・コンピューティングの実現が難しかったんです。
でも、
5Gでは、基地局に届くまでの誤差を1/10以下(1/1000秒以下)まで縮めることができるようになります。
つまり、
同時サービス提供「多接続」
基地局1台から同時に接続できる端末数は決まっていて、5Gになることで飛躍的に端末数を増やすことができる。
- 4Gでは1km2当たり10万のデバイス接続
- 5Gでは10倍の100万デバイス接続
これにより、通信ネットワークを仮想的に分割できる「ネットワークスライジング」技術を使うことができます。
簡単に言うと、サービス用途に合わせてネットワークを使い分けることで、その都度ベストな状態でサービス提供ができるってことです。
5Gでは、通信に使う周波数を
- 高速・大容量向け
- 高信頼・低遅延向け
と分けることができる為、
相互干渉を起こすことがなくなります。
つまり、
多種多様なデバイスに同時にサービスを提供できるんです。
5Gで変わる未来
自動運転
運行管理システムからの運転指示の遅延が解消されることで、もちろん安全性が格段に向上します。
さらに、
様々なサービスを同時に提供できるようになり、自動運転中に4K/8Kの映像を同時に楽しむこともできます。
リアルタイムの事故や交通情報を手に入れることができ、渋滞などのイライラに悩まされたりすることも減少するでしょう。
人の飛び出しなどを感知するスピードも飛躍的に向上することで、未然に事故を防ぐことも可能となるかもしれません。
視触覚再現 「テレイグジスタンス」
遠く離れた場所にいるロボットをアバター(分身)とし、あたかもそこにいるような感覚や体験ができる。
- 遠隔操作でアバターが手術する
- アバターが会議に出席する
- アバターが介護をする
距離や時間などの問題で本人が直接できないことも、アバターへの指示によりあたかも本人がそこに存在するように、技術や知識を活かすことが可能となります。
小笠原観光の遠隔体験イベント
東京にいながら小笠原諸島の海を見たり、ウミガメに餌をやったりと、離れた場所にいるロボットの目や指を通じて、現地の様子を体験できるイベントを旅行会社と連携し実施する
二次災害を避けた復旧作業
遠隔で建機を無人操作し、がれきの撤去など安全に復旧作業を行える。
高精細な4Kカメラ映像や音声などをリアルタイムで伝送することができると、実際の操縦作業と同等の操作性を実現できます。
建設業界では作業員の高齢化に伴う技能伝承や人材不足が問題となっているが、5Gの登場で任意の場所から離れた建設現場の建機を簡単に遠隔操作できる環境が整えば、技能伝承や人材不足問題も解決に近づくと考えられている。
様々な分野でドローンを活用する
- 農業
- 測量
- 点検
- 災害救助
- 警備
- 配送
Wi-Fiや4Gがあればドローンを使って映像を撮影することはできた。
しかし、
5Gなら映像データや測定データをリアルタイムに伝送しながら解析できるため、幅広いビジネス展開が可能となるでしょう。
例えば、
ドローンが飛行中の衝突を回避するにも、自動運転のクルマのようにドローン同士でリアルタイムなコミュニケーションを図ることが必要です。
リアルタイムでのVR体験が可能
「VR酔い」がなくなる。
なぜなら、5Gは高速でなおかつ低遅延な通信が可能となるので「VR酔い」を軽減できます。
これは、自分の動きと目の前の映像の間に遅れがあることで気分が悪くなってしまうんです…。
ネットに繋がらない…が解消される
- 都心部
- 野外フェス会場
- 人気の初詣スポット
など、人が密集している場所でスマホがなかなかネットに繋がらない……って経験ないですか?
これは、4Gの規格が原因だったんです。
4G | 1㎢あたり10万デバイスまで同時接続 |
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5G | 1㎢あたり100万デバイスまで同時接続 |
だから人の密集した場所でも快適にインターネットを利用できるんです。
スマートシティの実現
IOTの先端技術を用いて基礎インフラと生活インフラ・サービスを効率的に管理・運営する。
【Internet of Things : モノのインターネット】
冷蔵庫やエアコンといったモノに情報伝達機能を組み込み、インターネットでつなぐことで、デバイス化したモノからデータを取得したり、そのモノを遠隔操作する仕組みのこと
IoTについては、IoTの意味って何?簡単にまとめてみました【サラリーマンの雑学】で詳しく解説しています。
つまり、
街全体の交通インフラを管理・制御することで渋滞緩和につなげたり、エネルギー配分をコントロールすることで環境に優しい街づくりができるんです。
簡単に言うと住んでる街のすべての情報をリアルタイムで管理・制御できるってことですね。
まとめ
5Gとは、スマートフォンで4K動画が観れるといった単純なものではありません。
5Gの特徴は、
- 高速
- 大容量
- 低遅延
- 多接続
です。
4Gまでの情報伝達能力を大きく上回り、すべての生活者に対し様々なサービスを
- 安全
- 安心
- 安定
で提供することに欠かすことができない伝達技術を5Gによってサポートすることができます。
例えば、
- 安心で安全な自動運転
- アバターによる遠隔手術
- 良質なサービスを多くの方に同時に提供できる
- 街全体すらも管理できる
など、我々の生活に大きな影響を与えるでしょう。