心理カウンセラーのSORAです。
今回の内容は、人の好意を操作できる心理テクニックついてお話します。
- どうすれば好意を持ってもらえるの?
- 距離を縮めるきっかけがほしい
なんてお悩みにお答えします。
気になる相手はいるのに、なかなか距離を縮めることができない‥。
恋愛や仕事にも活用できる心理テクニックなんです。
具体的には、
- 好きになってほしい時に使える「好意の刷り込み」とは?
- 「好意の刷り込み」の注意点
について解説します。
好きになってほしい時に使える「好意の刷り込み」とは?
ポジティブな言葉を相手に与え続けることで、受け取った相手は心が晴れやかで気分が良くなります。
すると、
ポジティブな言葉を伝えてくれる相手に対して好意的な気持ちが生まれます。
このポジティブな言葉を与え続けることを「好意の刷り込み」といいます。
例えば、
- 〇〇さんって優しいね。
- 〇〇さんって気が効くね。
- 〇〇さんってオシャレだね。
のように相手にとって気分が向上する言葉です。
好意の刷り込みについてこんな実験があったそうです。
80組のカップルを集め、40組の2グループに分けました。
実験期間は10日、彼女から彼氏に対し、
- 40組には「ポジティブな言葉」
- 40組には「ネガティブな言葉」
を言い続けてもらいました。
すると、
彼女からポジティブな言葉を言われ続けた彼氏は、常に健康でやる気に満ち溢れ、彼女との関係も良好でした。
逆に、
彼女からネガティブな言葉を言われ続けた彼氏は‥。
彼女に対して、多大なストレスをかかえ‥。彼女からの電話さえ拒否するほどだったそうです。
さらに、13組のカップルに別れの危機まで訪れました。
つまり、
相手に伝える言葉によって、状況を悪くすることも、良くすることも可能だと言うことです。
時に言葉は、本人が意図しない方向へ勝手に進んでしまうこともあるんです。
「好意の刷り込み」の注意点
「好意の刷り込み」を続けることで相手は、あなたのことを意識する確率がグーンと上がるはず。
褒められて嫌な気分になる人は、あまりいませんからね。
しかし、
「好意の刷り込み」にも注意すべきことはあります。
誤解してはダメなのは‥。
相手が喜ぶことを言い続ければ良い
ってことではないからです。
なぜかと言うと、
- 相手の性格
- あなたへの関心
- タイミング
を見極める必要があるから。
1つずつ見ていきましょう。
相手の性格を見極める
褒められて素直に嬉しい人もいれば、逆に素直に喜べない人もいます。
素直に喜べない人は、自尊感情が低いことが関係しているかもしれませんね。
自尊感情については、仕事力UP!【自尊感情を高める5つのステップ】で感情コントロールで詳しく解説しています。
素直に喜んでくれない人へ「効果の刷り込み」を使いたい場合は、相手との信頼関係を築くことが先です。
あなたへの関心を見極める
全く関心のない人に褒められても、あまり嬉しくないですよね。
せめて‥。
あなたに対する印象が良い時に「好意の刷り込み」を実行したいですね。
例えば、ハロー効果を使ってみるのが良いでしょう。
人物や物事を評価する際に「目立つ特徴」があると、他の要素に対してもその「目立つ特徴」が影響を与えてしまうことを「ハロー効果」と言います。
- 笑顔で接する
- 親切にする
なんかは、比較的に試しやすいのではないでしょうか。
ハロー効果について具体的に知りたい方は、【ハロー効果】できない営業マンこそ心理学をビジネスに活かすべき!で詳しく解説しています。
タイミングを見極める
言われた方は本当は嬉しいのに、タイミングを間違うと逆効果となる場合もあります。
例えば、大勢の前だと。
なんてこともあるでしょう。
さらに、
タイミングの悪さ(間の悪さ)で言うと。
空気を読まずに連発する。
これ最悪ですね‥。
本人は、悪気なく本心で言ってるのに‥。
相手には、全く伝わらず‥。むしろ‥。
せっかくのチャンスを自らつぶしてしまいます。
まとめ
「好意の刷り込み」によって、気になる相手から好意を持ってもらえるチャンスは、確実に広がります。
しかし、
- 性格
- あなたへの関心
- タイミング
などの注意すべき点もあります。
特に、
相手の性格によっては、逆効果となる場合もあるので、しっかり観察しながら実行する必要があるでしょう。
「好意の刷り込み」は、あくまでも‥。
距離を縮めるための「きっかけ」です。
これだけで恋人関係になれるような心理テクニックではありません。