心理カウンセラーのSORAです。
今回の内容は、子供がお友達とケンカした時の正しい対処法についてお話します。
子供がお友達とケンカした時に「親の仲裁」は必要ありません。
幼稚園や小学校低学年くらいの子供にとってお友達とのケンカは成長に欠かすことができない体験となります。
理由は、
- 相手の感情を理解できる
- 自分の感情をコントロールできる
- 自分で考えて行動できる
ようになるからです。
本記事では、幼稚園や小学校低学年くらいの子供がお友達とケンカしてしまった時に親が取るべき行動についてお伝えします。
具体的には、
- 子供のケンカを仲裁しなくて良い理由
- 子供のケンカの対処法
について解説します。
子供のケンカを仲裁しなくて良い理由
ケンカになる原因は「お互いの感情」のすれ違いです。
ケンカを通じて子供たちは、
- 相手の感情を理解できる
- 自分の感情をコントロールできる
ようになります。
相手の感情を理解できる
感情を理解することで他者とのコミュニケーション力を養うトレーニングができる。
具体的には、
- お友達が怒ってる理由
- 自分が怒ってる理由
- ケンカになった理由
を自ら考えることができれば、
ケンカをするという選択肢を選ばなくてもよいかもしれません。
さらに、
- 気まずい
- 寂しい
といった言葉では教えることができない感情や、
仲直りできた時の喜びなど、様々な感情を体験することができます。
つまり、
ケンカを通じて「心(感情)」が成長するということです。
自分の感情をコントロールできる
周りに合わせることもできる。
感情をコントロールできるようになると、ちゃんと自己主張ができたり、相手の意見を受け入れることができます。
つまり、
相手に素直に気持ちを伝えたり、相手の気持ちを考えることができるんです。
お互いに自己主張ばかりだった幼児期に比べると確実に相手とのコミュニケーションが上手くいってるはず。
それは、
思い通りにならない状況に苛立つだけではなく、相手の状況も理解することができるようになっているためです。
自分で考えて行動できる
問題解決力が身につく。
例えば、
- 仲直りする
- ケンカ以外の解決
などトラブルに対する対処法を生み出すことができるようになります。
成長するにつれて、周りとのトラブルは増えていくでしょう。
そのため、
自分で行動できるチカラを身につけておくためにも、お友達とのケンカを自らのチカラで乗り越える必要があるんです。
子供がケンカした時の対処法
子供のケンカに対する親の行動こそ、最も重要な教育です。
まずは、
次の3つの行動を意識しましょう。
- ケンカをしてもすぐに叱らず様子をみる
- 子供どうしで解決させる
- 助けを求められたらサポートする
1つずつ解説します。
ケンカをしてもすぐに叱らず様子をみる
大人の解釈で状況を判断するのはNGです。
ケンカになった理由は子供達しかわかりません。
まずは、口を出さず様子を見守りましょう。
子供どうしで解決させる
幼児期と違ってお互いの感情を理解できます。
あとは、
- 素直になる
- 認める
ことが大切です。
親が仲裁に入ってケンカがおさまったとしても、子供達にはわだかまりが残ります。
そのため、時間はかかるかもしれませんが、自分達で解決させる必要があるんです。
助けを求められたらサポートする
基本的には、子供達に任せるべきですが、子供から助けを求められたら解決への手助けをしてあげてください。
あくまでも、手助けなので親の解釈で解決してはダメです。
- どうしてケンカになったのか?
- どうすれば良かったのか?
子供達が考えて答えが出せるように導いてあげましょう。
まとめ
親がやるべきことは「子供の気持ちに寄り添う」ことです。
決して、
- 頭ごなしに叱る
- 善悪を決めつける
必要はありません。
子供に任せましょう。
お友達とのケンカを通じて子供は確実に成長できます。