心理カウンセラーのSORAです。
今回の内容は、勝手な思い込みはなくした方が良い理由についてお話します。
- 自分と違う意見が許せない
- 周りも同じ意見のはず
こんな悩みにお答えします。
本記事では、思い込みによって発生するストレスの原因と解消法をお伝えします。
具体的には、
- フォールス・コンセンサス効果とは?
- 間違った思い込みはなくした方が良い理由
- 間違った思い込みのなくし方
について解説します。
フォールス・コンセンサス効果とは?
人は、自分の考えや行動に対して「他の人」も同じように考え、同じように行動をすると思う心理が働きます。
このような「思い込み」の心理を「フォールス・コンセンサス効果」と言います。
例えば、
自分が面白いと思った映画や本などを友達に薦めた時に‥。
友達も自分と同じように「面白い」と感じてくれるはず‥。
結果は‥。
「‥‥。」
まさに勝手な「思い込み」ですよね。
面白いと決めるのは本人です。
自分の感情を共有することは問題ではありません。
問題なのは「自分の感情を押し付ける」ことです。
間違った思い込みはなくした方が良い理由
間違った思い込みは「自分にとって親しい関係性であるほど」注意が必要です。
例えば、
- 恋人
- 家族
- 友人
などに対して「〇〇は私と同じ意見のはず。」
のように無意識に「意見が合うのは当然」だと考えてしまう傾向が強いです。
そのため、
自分と違った考えや意見を言われると納得がいかず、相手に対して「許せないという感情」が芽生えてしまいます。
勝手な思い込みによって、相手に対して理不尽な感情が芽生えてしまってるだけです。
つまり、
思い込みによって自ら都合の良い状況を作ってしまうんですね。
間違った思い込みのなくし方
自分の周りは同じとは限らない。
なぜなら、
「考えが似てる人」はいても「考えが同じ人」は存在しません。
そのため、
自分と意見や行動が違ってしまう相手に対していちいち腹を立てていては、無意味なストレスがたまるだけです。
思い込みをなくすには、
- 思い込みを理解する
- 自分と周りは違うことを認識する
- 意見が合わなくても問題なし
と常に意識することです。
その結果、相手とのすれ違いや誤解といった無意味なストレスをためずにすみます。
例えば、
○○さんの考えてることなんて○○さんにしか分かりません。
そのため、
○○さんの考えを当然のように決めつけず「期待する程度」にとらえることが大切です。
すると、期待した結果に近づけるための行動を起こすことも可能なはず。
「みんなが○○だと言ってる・思ってる」のように「みんな」というワードは要注意です。
「みんな」というワードには、言ってる本人の主観が含まれています。
そのため、いちいち気にせず「っで!それが?」くらいの気楽な気持ちでいることが大切です。
まとめ
間違った思い込みは、家族や恋人のように「自分にとって親しい関係性であるほど」注意が必要です。
いくら「近い存在」だからといって自分と同じ考えの人は存在しません。
繰り返しになりますが、自分と意見や行動が違う相手に対していちいち腹を立てていては、無意味なストレスがたまるだけ…。
思い込みをなくすには、
次の3つを常に意識することです。
- 思い込みを理解することが大切
- 自分と周りは違うことを認識する必要がある
- 意見が合わなくても問題ありません
その結果、相手とのすれ違いや誤解といった無意味なストレスをためずにすむでしょう。