心理カウンセラーのひつじ部長です。
今回の内容は、色の持つ不思議なパワーについてお話します。
信じられませんでした‥。
色にこんなパワーがあったなんて。
特に、
- リラックスできる時間がない
- 元気がでない
- 仕事で成果を出したい
こんなお悩みを「色」で解決できるとは‥。
具体的には、
- 色の効果
- 色の効能
について解説したいと思います。
色の効果
色には様々な効果がありますが、
特にオススメする5つの効果について解説します。
- 色で体感温度が変わる
- 時間の感覚を変える色
- リラックスできる色
- 勝負色
- 味覚が変わる
早速まいります。
色で体感温度が変わる
部屋の色によって体感温度に差が出ます。
なぜなら、光が体に触れる瞬間、身体は生体反応を起こし、色を皮膚で感じているそうです。
まずは、
赤一色の部屋と青一色の部屋を用意します。
それぞれの部屋を
- 同じ温度
- 同じ湿度
に設定。
っで!実験結果は‥。
赤一色の部屋に入った人は、
- 脈拍上昇
- 呼吸数が増える
- 血圧が上がる
- 暑く感じた
青一色の部屋に入った人は、
- 脈拍が下がる
- 呼吸数が減る
- 血圧が下がる
- 寒く感じた
さらに、
この実験には続きがあります。
目隠しをした状態でも同じ体感結果
になったことです。
つまり、
色は、視覚ではなく「皮膚」で感じているんです。
人は、色を目で区別してるわけではないんですね。
時間の感覚を変える色
赤い部屋と青い部屋では、時間経過の感覚が約2倍も違うそうです。
赤い部屋は、30分くらいしかいなくても、1時間くらいいたような感覚に。
30分が < 1時間くらい
青い部屋は、1時間くらいいても、30分くらいしか経っていない感覚になります。
1時間が > 30分くらい
竜宮城に行った浦島太郎が、地上にもどるとお爺さんになっていた…。
時間の経過を全く感じていなかった…。
典型的な「海のイメージ=青」の心理を使った分かりやすい例ですね。
次のような応用もできるでしょう。
- 赤を基調としたお店で食事
- 青を基調とした部屋で勉強
赤を基調としたお店で気になる異性と初めての食事デート。
ぜひとも勉強部屋に青を取り入れたいですね。
青色には、落ち着きをもたらしたり、集中力をアップさせる効果も期待できます。
リラックスできる色
緑とピンクはリラックスカラー。
自殺の名所で有名なロンドンにあるブラックフライアブリッジの色を
黒 → 緑に塗り替えたら、自殺者が3分の1に減ったと言われています。
心理的に解説すると、
黒色の中にいると、希望が弱くなり気持ちががマイナスへ働いてしまいます。
そこで、
再生・希望の緑色に変えたことで、気持ちがリラックスでき、自殺を思いとどまったと考えられます。
同じくピンクにもリラックス効果があます。
気の荒い暴力的な囚人たちを静めるために、牢獄をピンクに塗り替えたところ、荒々しかった囚人たちがおとなしくなったそうです。
ピンクには、お母さんのお腹の中にいた時の安心感や心地よさ、やさしさなどを細胞が覚えていることで、ピンクを見るとリラックスした気持ちになれるんです。
勝負色
勝負の時こそ赤を着るべき。
赤を身にまとうことで覚醒ホルモンを分泌させ、全身を奮い立たせる効果があるんです。
例えば、サラリーマンだと
- 大事なプレゼン
- 商談
なんかにも赤いネクタイや赤いハンカチなどもオススメですね。
味覚が変わる
同じ種類のコーヒーを4色の色違いのカップに入れて飲み比べると、
見た目の印象だけでなく味までも変えてしまうんです。
茶色・赤色・青色・黄色
被験者の約70%が茶色のコップで飲んだコーヒーの味が一番濃いと回答したんです。
つまり、
って人は、茶色の器で食事がベストですね。
色の効能
体調不良の治療に使われる色
色には、身体だけではなく心までも元気にしてくれるエネルギーがある。
古代エジプトや中国では、色が発するエネルギーを用いた色彩療法が行われていたそうです。
例えば、
- 高熱には赤色
- 胃が痛いときには黄色
- 頭痛には紫色
- のどが痛いときには青色
などの、服や布をまとったり、光の透ける布で太陽光を変化させることで、目的の色を身体に取り入れてきました。
また、心と身体はつながっていると考えられているので、身体の回復だけでなく心も元気にしてくれる。
これって、
脳の「プラシーボ効果」と似てますね。
薬の変わりに砂糖を「これは薬ですよ。」と渡すと、実際に薬を飲んだ効果を得ることができる。
脳が砂糖を薬だと、錯覚してしまうんですね。
脳と身体は、コミュニケーションをとっていりそうです。
だから、脳を通じて体も変化するようです。
日常生活に色を取り入れる
疲れた身体を癒したいなら、家のインテリアにリラックス効果の高い色を取り入れるべき。
特に、長い時間過ごすことが多いリビングには、
- オフホワイト
- クリーム色
- ベージュ
などのナチュラルな色がオススメです。
観葉植物で緑を取り入れるのもOK。
壁一面を緑に塗り替えたりするにはNG、あくまで自然な感じがベスト
「寝れない‥。」ときは青を取り入れましょう。
- アイマスク
- 枕
- カーテン
などに青を使うことで、血圧や脈拍、呼吸数を下げる効果があります。
寝具やパジャマなどすべてを青にしてしまうと、体温を下げ血行が悪くなる可能性があります。
少しくすんだ青紫などは、神経を休める働きがあるため不眠症の方にもオススメです。
まとめ
色には、不思議な効果がありました。
- 色で体感温度が変わる
- 時間の感覚を変える色
- リラックスできる色
- 勝負色
- 味覚が変わる
例えば、色の効果をうまく活用することができれば、
仕事の効率をアップさせたり、成果をだせたりと
普段の力を倍増させる
ことも可能です。
もちろん、
ストレス解消や健康管理なんかにも色は活用できます。
ぜひとも、職場やご自宅に色を取り入れてみるのはいかがですか?