心理カウンセラーのSORAです。
今回の内容は、相手の感情を気にするあまり自分の感情を支配されてしまう心理作用についてお話します。
- いつも他人の顔色をうかがってしまう
- 相手の感情ばかり気になる
- 機嫌が悪い相手に気を使ってしまう
なんてお悩みにお答えします。
本記事では、相手の感情に振り回される理由と相手の感情とうまく付き合っていく方法についてお伝えします。
具体的には、
- 相手の感情に振り回される理由
- 相手の感情に振り回される人の対処法
について解説します。
相手の感情に振り回される理由
人は相手の感情に簡単に支配されてしまいます。
心理学では「ドッグバーク現象」と言われています。
人は、他人の感情によって自らの感情をコントロールされてしまうという心理作用。
犬が吠えると別の場所にいる犬まで同じように吠え始めるところから由来してます。
今回は、分かりやすい例として、
- 夫婦
- 恋人
といった関係性を対象に解説していきます。
- いつも奥さんに気を使ってる…
- 彼女を怒らせるとめんどくさい…
なんて方は次のような理由が関係しているかもしれません。
- 相手の顔色を気にしすぎる
- 自分の感情を押し殺しすぎ
1つずつ解説します。
相手の顔色を気にしすぎる
必要以上に相手の顔色を気にしすぎる人は、常に相手の感情に支配されている状態です。
- なんか怒ってる?
- 気に障る事やったかな?
のようなネガティブ思考では、一緒に過ごしていても気が休まらず…苦しいだけです。
なんて状態までいくとあなたの感情は支配されすぎています。
自分の感情を押し殺しすぎ
相手の感情ばかり気にするあまり「本音」が言えない。
次のような悪循環になってませんか?
- 「本音」を言ってしまえば…。
- また相手の機嫌が悪くなる…。
- 「本音」を我慢した方がマシ
- とにかく相手の感情に合わせる
あなたがもしこのような状態であれば、完全に相手の感情に支配されている状態です。
このままでは一生「本音」が言えない関係になってしまいます。
相手の感情に振り回される人の対処法
相手の機嫌が悪いから、少しでも気を紛らわせてあげようと歩み寄ってみると…。
- 八つ当たりされたり…
- 逆切れされたり…
挙句の果てにはケンカになってしまったり…。
相手の機嫌を良くしようと思っての行動なのに、相手の感情に釣られてしまい…。
自分も機嫌が悪くなってしまうなんて…。
相手の感情に振り回せれないためには、
- 相手に関心を持たない
- 相手の感情と自分の感情を切り離す
という対処法が効果的です。
相手に関心を持たない
関心を持たないとは、相手に対して無関心になれというわけではありません。
自分のペースをしっかり保ちながら接するということです。
この状態を心理学では「ドッグバーク現象」の反対の心理作用として「キャットウォーク」と言います。
猫のように他者には全く関心をもたず、マイペースで自分を保つという意味です。
相手が感情的になっても、自分のせいではないという強い気持ちを持つことが大切です。
相手に関心を持たないようになれれば、
- 相手の機嫌が悪くても
- 相手を怒らせたとしても
気にしずぎることがなくなります。
相手の感情と自分の感情を切り離す
どんなことだろうと、相手の感情に釣られる必要はないんです。
相手が機嫌が悪いのは、相手の都合であり、あなたのせいではないんです。
そもそも感情は切り離して考えて問題なしです。
- 夫婦だから
- 恋人だから
と感情を重ねる必要は全くないんです。
まとめ
相手の感情に簡単に支配されてしまう心理作用を心理学では「ドッグバーク現象」と言います。
逆に、自分のペースをちゃんと保ちながら相手に接することを「キャットウォーク」と言います。
相手の感情に振り回せれないために大切なことは、
- 相手に関心を持たない
- 相手の感情と自分の感情を切り離す
相手に感心を持たないとは、無関心になるわけではありません。
自分のペースをしっかり保ちながら接するということです。
そんな方は、
相手が機嫌が悪い時は、無理に喋りかけない
くらいから始めてみましょう。
感情を支配されてしまう人は、結局‥。相手のことを気にしすぎなんです。
むしろ、
相手の感情と自分の感情を切り離して接する方が、お互いに「本音」を言いあえる良い関係になれるでしょう。