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部下から上司への報連相【報告・連絡・相談】に隠された心理的事実

部下から上司への報連相【報告・連絡・相談】に隠された心理的事実
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こんにちは、心理カウンセラーのSORAです。
本日は、こんなお悩みをいただきました。
本日のお悩み

私の上司は、報連相【報告・連絡・相談】をしない部下に対して血相を変えて怒鳴ってきます。
もちろん報連相【報告・連絡・相談】が大切なことは私も理解しています。ただ、そんな些細なことまで?って内容まで報連相を求めてくるんです。
毎日、そんな細かいとこまで上司へ確認をとっていたら仕事が全く進みません…。しかも、仕事ができない同僚は、上司への報連相【報告・連絡・相談】だけは、そこまでしなくてもってくらいやっている為、仕事の成果が悪くても上司から気に入られています。仕事の効率を意識して仕事をしてる私の方が上司からの評価が低いんです。
実際、私の部署のメンバーもこの状況に違和感をいただいており…このままではメンバーの仕事への意識が下がってしまいます。
なんか報連相【報告・連絡・相談】の使い方が間違ってるような気がするんですが…。私の考えが間違っているのでしょうか?

上司の方はちょっと極端な考えをもってるかもしれませんね…。

もちろん部下から上司への報告・連絡・相談は、社会人として当たり前の行動です。

報連相の基本的な目的は、

  • 部下の仕事状況の把握
  • 部下が誤った判断をしていないか
  • 部下へ適切な指示を出す

ためです。

というのが世間一般で考えられている表向きの報連相です。

そこで今回は、

報連相【報告・連絡・相談】に隠された心理的事実について解説します。

あなたも、隠された心理的事実を知ればお悩み解決のヒントになるかもしれません。

それでは、参りましょう。

今回のお悩み解決のポイントは、

  1. 上司が報連相にこだわる理由
  2. 心理的事実を元にした部下の対応策

の2つです。

それでは、具体的に解説していきます。

上司が報連相にこだわる理由

相談者さんの上司の方は、報連相のない部下に対して、

  • 自分は見下されてる
  • 自分は頼りにされていない
  • 自分は必要とされていない

といった不安心理が働いている可能性があります。

そのため、どんな些細なことであっても自分が知らないことに対して怒りや裏切りのような極端な感情がでてしまうんです。

もちろん、

相談者さんは、上司に対して「怒りや裏切り」のような感情を持って仕事をしているわけではなく、単に仕事で成果をあげれば上司も喜んでくれると思って効率を優先したはずです。

しかし、

仕事の成果が上がらない部下の方があなたより評価が高い…。

なぜなら、あなたより上司に対して報連相をしているから。

つまり、

上司に精神的な安定を提供してるんです。

仕事をする上で成果を上げることに意識を持つことはとても重要です。

なんだか矛盾してて納得いかないですよね…。

でも、

これが報連相【報告・連絡・相談】に隠された心理的事実なんです。

あなたの上司は、自分に自信がなく…。

「どうせ俺に頼っても意味がないと思ってるんだろ?」

「どうせ俺を見下してるから報連相をしてこないんだ…。」

と自信がないことがきっかけとなり不安でいっぱいなんです。

だから、

仕事で成果を上げることができない部下の方が、

「あいつは俺をいつも頼ってきてくれる。」

「俺がいないとあいつはダメだ。」

と自分の方が上の立場で付き合うことができるんです。

手のかかる部下の方が可愛がられるなんてこと聞いたことありませんか?

正直、手のかかる部下よりテキパキ自分の考えで動いてくれる部下の方が良いですよね。

ですが、あなたの上司のように自信がなく不安でいっぱいな人にとっては、自分を頼ってくれる手のかかる部下の方が可愛いんです。

心理的事実を元にした部下の対応策

結論。上司の心のケアをしてあげましょう。

あなたからの報連相の回数が増えるだけで上司にとっては「自分の存在価値」に対して、

  • 認められている
  • 頼りにされてる

といった精神的な安心感につながります。

実は、

部下に対して血相を変えて怒鳴ってくるような上司には、報連相の中でも「相談」の回数を増やすのをオススメします。

怒鳴ったり、拗ねたり、嫌味をいってくるようなタイプの人は、自分に自信がないため「人から頼られる」ことで自分の存在意義を見出すことがあります。

理不尽な要求をしてくる上司と良好な関係性を築くためのコツは、上司に頼ることです。

すると、

多少、報連相が遅れたとしても関係がくずれることはありません。

ただし、世間話でも良いのであなたと上司の関係性がくずれない程度にたまには歩み寄っていくのをお忘れなく。

まとめ

社会人として部下から上司への報告・連絡・相談は、とても大切で当たり前の行動ですが、

報連相【報告・連絡・相談】に隠された心理的事実を理解しておくと上司への反発といった無駄なストレスを溜め込むことがなくなります。

仕事をする上で人間関係による悩みやストレスはつきものです。

上司や部下の心理状況を理解できれば、良好な関係性を築くことができ仕事に対しても気分よく取り組むことができるでしょう。

今回のポイントは、上司に対する心のケアでした。

管理職だから何でもできるわけではありません。

自分の知識が及ばない分野だってあるはず。

あなたの方から歩み寄ることも大切です。

仕事を効率よく進めるために割り切った考えも時には必要ってことですね。

上司だって不安でいっぱいなんですよ。

あなたからの報連相の回数が増えるだけで上司にとっては自分の存在価値が認められている安心感につながります。

まずは、

上司の言動に反発するのではなく、自ら歩み寄ってみてはいかがでしょうか?

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