心理カウンセラーのSORAです。
今回の内容は、チーム内のモチベーション維持の方法についてお話します。
- チームがまとまらない
- やる気に温度差がある
- チームを1つにまとめたい
そんなお悩みにお答えします。
会社や組織といった集合体には、性格や考え方の異なる人が集まっているのは当たり前です。
そのため、同じ部署やチーム内とはいえ仕事に対する温度差が発生してしまいます。
本記事では、チームの温度差をなくす「速攻性のある方法」についてお伝えします。
具体的には、
- チームの温度差をなくす帰属意識とは?
- チームの温度差をなくす共通認識とは?
- チームの温度差がなくならない場合にやるべきこと
チームの温度差をなくす帰属意識とは?
チームの温度差をなくすには、チームメンバーの「共通点を探す」ことから始めましょう。
例えば、
- 出身地
- 趣味
など何でもOKです。
こんな実験がありました。
年齢がバラバラのチームをつくり「生産性とモチベーション」はどうすれば上がるのか調べました。
すると、あるチームに生産性の向上が見られました。
実は、生産性が向上したチームのメンバーは年齢は違いますが「出身大学が同じ」という共通点があったんです。
この実験から分かったことは、何らかの共通点があることでチームの生産性やモチベーションに影響を及ぼすということです。
このような心理作用を「帰属意識」と言います。
チームの温度差をなくす共通認識とは?
チームに温度差が生まれる原因は様々です。
チーム内の温度差とは、メンバーのやる気の差とします。
- やることがわからない
- 明確な目標設定がされていない
- チーム内の信頼感ゼロ
などが考えられます。
さらに重要なのは「まとめ役」です。
どんなに個々の能力が優れていても、チームとして機能しなければ意味がありません。
まとめ役=チームリーダーのすべきことは、
- 個々の役割
- チームの目標
- チーム内の信頼感
を共通認識としてチームメンバーに浸透させることです。
それでは、具体的に解説します。
やることがわからない
個人の能力を見極めましょう。
チームの生産性を上げるには、適正な役割を認識させることが大切です。
チーム全体で同じ作業をする必要はありません。
むしろ、
作業をきっちりと分けた方が密度の高い内容に仕上がることが多いです。
各作業にもリーダーを設定すると責任感が増し作業効率の向上にも繋がります。
- 企画を考える
- プレゼン資料を作る
- 営業トークを考える
得意なスキルを伸ばしてあげることで、チームとしての生産性も向上します。
各々がやることが明確になり、自分の動きが他の作業にも影響することがわかれば確実に生産性はアップします。
明確な目標設定がされていない
単なる作業に終わらせないことが重要。
各々の作業の先にあるゴールを共有することで共通認識が生まれます。
人は、1人で目標に向かうよりも、自分以外の誰かと一緒に目標を目指す方が圧倒的に結果に違いが見られるでしょう。
例えば、
共通認識の目標を「売上達成」とします。
ここでも、
単なる「売上達成」という目標よりも、
- 何パーセント売上を伸ばすのか
- いつまでにクリアするのか
など、より細かい目標設定をすることで、チームに団結力や結束感といった目に見えないパワーが生まれるんです。
チーム内の信頼感ゼロ
チーム内の信頼感は、各自がやってることをチームメンバー全員で共有することで解決できます。
- 何で俺だけ頑張らないといけないの
- あいつの方が仕事が楽だ
結局、チームなんて性格や考え方の異なる人の集合体なんです。
だからこそ、
は通用しないんです。
まとめ役のチームリーダーは、仕事を指示するだけが仕事ではありません。
各々がモチベーションを維持できる環境を作る必要があります。
要するに、チームメンバー1人1人にしっかりと向き合うことが大切なんです。
チームの温度差がなくならない場合にやるべきこと
個々へ目標や役割を明確に提示することで、チームの温度差をなくすことは可能です。
しかし、
能力にも個人差があります。
誰もが同じ目標や指示を完璧に理解できるわけではありません。
原因として、
自尊感情の低下が考えられます。
今まで、自ら考えることをしてこなかった個人がチームになったからといってすぐに自尊感情が向上するわけではありません。
そのため、
まとめ役のチームリーダーは、チーム全体を見る前に個人に向き合うことも必要です。