心理カウンセラーのSORAです。
今回の内容は、仕事で結果を出す最短方法についてお話します。
答えとは、誰かに教えてもらうものではなく、自らの手で導き出していくべきもの
「嫌われる勇気」P.40
この文章は、僕が影響を受けた心理学の1つ「アドラー心理学」で有名なアルフレッド・アドラーの言葉です。
この言葉を仕事に置き換えると。
仕事で結果が出せる人と出せない人の違いは、ズバリ自ら考えてるか、そうでないか‥ということです。
例えば、
どんなことでもすぐに周りに答えを求めるAさんと、まずは自分で考えて行動に移すBさんとでは、結果に大きな差が生まれます。
なぜなら、
Aさんのようにすぐに答えを他人に求めてしまう人は「自分の考え」が存在しないため、問題解決力が育たないから。
結果、
一人では、成長することができず失敗してしまいます。
その点、Bさんのように自ら考えて行動できると、
- 問題解決力が向上する
- ミスが減る
- 自分の考えに自信が持てる
ようになり仕事スキルがどんどん向上していきます。
それでは、具体的に解説します。
問題解決力が向上する
仕事で問題に直面した際、
- 他人の力を借りる
- 自分の考えと行動
で解決する2つの方法があります。
もちろん、
目の前の問題を解決するという点では、どちらの方法を用いてもかまわないでしょう。
しかし、
仕事スキルの向上を考えた場合は、後者の「自分の考えと行動」のみで問題解決するほうが良いはず。
なぜなら、
自分で考えて動いた結果、成長に繋がる失敗や成功という体験を積み重ねることができます。
そこが重要なんです。
他人の指示したことだけ実行しても‥。
成長に繋がる失敗や成功体験にはなりません。
なぜなら、
- 失敗に対する責任感
- 結果に対する喜び
が少ないから。
だからこそ、
自ら考えて行動することで得られる責任感や喜びが経験値アップにつながるんです。
仕事を楽しめる人ほど結果を意識しています。
ある意味ゲームに近い感覚です。
誰かにやらされてるのか‥。
それとも。
自らやっているのか。
の違いですね。
ミスが減る
他人に頼って仕事を進める人は、ミスに対する意識が低いため同じミスを繰り返します。
なぜなら、何も考えてないから…。
自ら考えて行動できる人は、極力ミスをなくし最短で成功へ近づく努力をするでしょう。
具体的な方法としては、仮説を立てながら仕事を進めるんです。
つまり、
自ら考えた仮説を立てながら仕事に取り組むことでミスを減らすことができるんです。
仕事で大切な仮説については「【徹底比較】無能なダメサラリーマンがやってしまってる仕事の進め方」でも解説しています。
自分の考えに自信が持てる
他人の成功体験は、絶対に自分の成功体験にはならない。
仕事ができない人ほど「他人の成功体験をあたかも自分の成功体験」のように話します。
しかし、
いざ問題が起きた際に、他人の成功体験をそのまま活かすことができるかというと…。
絶対に不可能です。
なぜなら、
全く同じシチュエーションなんてありえないから。
だからこそ、
どれだけ失敗しようが自らの考えと行動によって得た経験ほど心強いものはありません。
つまり、
経験値の差が自分の考えに自信を持たせるんです。
まとめ
答えとは、誰かに教えてもらうものではなく、自らの手で導き出していくべきもの
から学べることは、
他人の指示待ちだけでは、人は成長することができないということです。
自ら考え行動することで様々な失敗や成功体験を繰り返すことができ、結果として仕事スキル向上という経験値を伸ばすことができるのでしょう。
最後に、もう一つ、
自分の考えを前面に出したいが出すことができない人についても補足しておきます。
それは、自尊感情が低下している場合です。
自尊感情が低いと、
- 何事も諦めるのが早い
- 成果に対して素直に喜べない
- 自分の意見を押し通せない
といった傾向が見られます。
仕事で結果を出すためには「自ら考える」ことが最も効果的でした。
まずは、自尊感情を高める訓練が必要かもしれませんね。
本記事に出てくるアドラー心理学についてご興味がある方はまず、岸見一郎さんが書かれた「嫌われる勇気」からお読みになることをオススメします。
青年と哲人による会話調でアドラー心理学の意味を教えてくれるの初心者でも内容が入ってきやすいですよ。