心理カウンセラーのSORAです。
今回の内容は、好かれる上司と慕われない上司の決定的な違いについてお話します。
職場で部下に「好かれる上司」とまったく「慕われない上司」の違いは「会話力」の差です。
話しやすい上司の周りには、自然と部下が集まります。
慕われない上司には決定的な「会話力不足」が考えられます。
本記事では、部下とのコミュニケーションをとる上で大切な「会話力」
についてお伝えします。
具体的には、
- 好かれる上司の会話力
- 慕われない上司の会話力
について解説します。
好かれる上司の会話力
部下に好かれる上司の会話には、次の4つの会話力が隠されています。
- 部下に好かれる上司は質問をしてくれる
- 部下に好かれる上司は会話を押しつけない
- 部下に好かれる上司は聞き上手
- 部下に好かれる上司は会話が優しい
1つずつ解説します。
部下に好かれる上司は質問をしてくれる
仕事のことで上司に質問や業務報告する時って緊張しますよね。
なんてことはよくある事だと思います。
そんな時、
部下に好かれる上司ほど状況を察知し「部下が話やすい空間」を作ってくれます。
時には、
- 仕事とは関係ない世間話
- 部下の興味がある話
でリラックスさせてくれます。
さらに、
仕事の悩みや体調のこと、言いにくいようなことまで、逆に質問をしてくれたりします。
部下の話に共感や関心をしめしてくれたりもします
すると、
上司と会話が弾んだ部下にとっては、業務報告などの重要な話でさえ「リラックスして上司へ報告」ができるんです。
部下に好かれる上司は会話を押しつけない
部下にとって上司の常識が絶対ではありません。
- AはBだ!
- そんな時は〇〇するべき
なんて会話は無意味です。
確かに、上司の経験をもとに話をしてくれていることは部下も理解できているでしょう。
しかし、
一方的な上司の話し方には反発も生まれます。
結局…。
会話を押し付けられていると感じるだけで何も残らないんです。
部下に好かれる上司は、部下にとって伝えた方が良いことだと分かっていても一方的に押し付ける会話はしません。
相手のモチベーションや状況を判断し会話を進めてくれます。
部下に好かれる上司は聞き上手
部下に自分の話を「100%伝えたい」と考えるのはやめましょう。
基本的に上司の会話は6割しか聞いていないと考えましょう。
逆に部下からの話は「100%聞く」姿勢を見せましょう。
上司に話を聞いてもらえてるという状況は、部下にとってはモチベーションが上がる要素の1つです。
あくまで聞くことに集中してください。
上司の意見は必要ありません。
部下に好かれる上司は会話が優しい
気分に左右されない。
部下と会話する際に私情をはさまないため、部下に対して優しい対応ができます。
優しく接してくれる上司に対して好感度が高まるのは当たり前です。
ただし、優しいだけではNG。
時には厳しい一面も必要です。
要するにメリハリが大切なんです。
慕われない上司の会話力
部下に慕われない上司の会話の特徴は、
- 慕われない上司は話の途中で会話を盗む
- 慕われない上司は話を聞かないメント
- 慕われない上司は情緒不安定
の3つです。
1つずつ解説します。
慕われない上司は話の途中で会話を盗む
部下が一生懸命話しているのに…。
答えを誘導し、挙句の果てには上司自ら答えを言ってしまう。
上司は長年の経験から部下が言おうとしていることが分かってしまうことが多々あります。
そのため、無意識に部下から会話を盗んで自らしゃべってしまうなんてことにも…。
慕われない上司は話を聞かない
何を言ってもNGを出される。
要するに部下の意見は初めから相手にしていないんです。
すべて自分の考えが正しいと思っているから。
これでは、
話をする前に諦めてしまうんです。
慕われない上司は情緒不安定
いつもイライラしてる上司と会話なんてしたいわけありません。
特に、八つ当たり気味に会話をしてくる上司は最悪です。
まとめ
好かれる上司の話し方は、常に部下の気持ちを優先して会話をしています。
例えば、
- 部下が興味がある事を会話に取り入れる
- 部下に対して興味を持つ
ことが大切なんです。
部下に対して「自分の感情」を頭ごなしにぶつけたところで良い結果にはつながりません。
時間はかかるかもしれませんが、部下を信じて「気長に待ってみる」ことも時には必要なんです。